Dr.渡の国試無双

医師国家試験

渡先生のエッセンスやいかに

こんにちは.今回は「Dr.渡の国試無双」を受講したのでレビューしていこうと思います.
渡先生といえばメジャー・公衆衛生のイメージでしたが,直前期講座ではどんな内容をお話になるか,気になります.
冒頭で「素早く解くためのコツ,テクニックをお教えします」とお話ししていました.どうやら国試を解く上でのテクニック集という感じなのでしょうか.
早速受講開始です!

●●は絶対無い/ある!

始めから面白かったです.「これは絶対無い(あるいはある)選択肢です」と断言されていて,そこまで言って良いのかと思いました.しかし,根拠となる病態生理や過去問の選択肢考察がしっかり解説されており,一粒で二度美味しい内容となっていました.根拠となる過去問の出典も明記されており,過去問研究する際には便利だなと思いました.

STOP!が良い仕事をしている

選択肢や問題文,画像から一発で正答を導く方法を解説しているこの講座.しっかり危ない知識にはSTOP!マークがついています.なので,なんでも断言というわけではなく,病態生理から導ける,しっかり考えて欲しい内容には,立ち止まって解説される時間があります.ここは安心ポイントですね.

作問の流れまで解説も

よくある出題のパターンまで解説されています.例えば,悪性リンパ腫を画像一発で見抜いたら,大抵はレジメンを聞いてくるなど.たぶん過去問演習をしっかりやっている人からすると,当たり前だよねって言う内容が多いかも知れませんが,これを本番で再現できるよう導いてくれる講座という感じでした.

結論

推奨度は★★★☆☆/星3.5(例によって0.5を表現できず汗)ですね.これは面白い講座が出たなと思いました.今までテクニックに着目した講座って少なかったと思うんですよね.それを,歴戦の予備校講師の思考回路を余すことなく教えてもらえるというのは,最強の武器になると思いました.

しかし,一方でこれだけで乗り切れるかというとそういうわけではないと思います.他の講座でしっかり臓器別知識を学べていること,過去問研究がしっかり出来ている前提で,なおかつ余力がある人向けでしょう.MECの直前期講座の中ではやや優先順位が下がるかなと思い,3.5という評価になりました.

テクニック集というと,時間が無い人が飛びついてしまいそうなので忠告ですが,この講座は直前期講座です.しっかり知識が身についている人がやるべき講座です.そこだけはしっかりおさえた上で受講を推奨します.合格する上で劇薬になりそうなこの講座ですが,本番で迷ったり悩んだりしたときに羅針盤になってくれることでしょう.


みるすきー

タイトルとURLをコピーしました