他人の頭を使うということ

日々の記録

研修も始まって1週間

お疲れ様です.新研修医の皆さんはそろそろ業務に慣れたでしょうか?
色々分からないことだらけで,国試(医学)と医療の乖離に戸惑っているのではないでしょうか.
今回は研修で壁にぶつかったときの考え方「他人の頭を使う」ことについてお話しします.

君真面目すぎるよ

私が学生の頃,心臓血管外科を回っていたときの話です.ポリクリの課題は週3回の手術見学と手術内容の説明(手術の絵も描く),そして論文を1本探して抄読するというハードな内容でした.私は,それに全力で取り組んだわけですが,どうしても時間が足りません.それを見た当時の指導医が「君真面目すぎるよ.全部自分でやるのも大事だけど,他人の頭を使うことを覚えなさい」とおっしゃったのです.
言われた当時はあまりピントは来ていませんでしたが,実際に研修医になりこの意味が段々分かってくるようになりました.

他人の頭を使うということ

我々医師は医学には精通しています.というか精通していないと困ります.一方で看護や薬学や社会福祉は素人同然の知識です.だから,看護師,薬剤師,MSWなど他職種がいるのです.
Twitterで薬剤の剤形がたくさんあって処方が分からない・・・と嘆いている研修医さんがいましたが,当たり前です.だって勉強していない内容ですし,その分野のエキスパートは薬剤師さんです.だから,分からなければ薬剤師さんに聞けば良いのです.これが他人の頭を使うということです.もちろん,我々自身も他分野で学ぶべきことはありますし,活用していきたいです.でも,全部やろうとしたらパンクしてしまいます.何のための多職種連携か,もう一度立ち返って考えてみましょう.病院は医師だけで回しているわけではないのです.

他人の頭の使い方

他職種には他職種の専門知識とプライドがあります.医師でもしっかり教えを乞いましょう.
ここで乞い方のコツを授けます.例えば,指示簿で看護師さんに日々のケアについて聞きたいなと思ったら,「看護師さんの立場から見て,●●についてどう思いますか?意見を是非いただきたいです」と言ってみましょう.そうすると,相手も嫌な顔せず色々教えてくれますよ.

多職種連携

病院は,医療は多職種連携です.ここで示したのはほんの一例に過ぎません.これから先,医師として長くやっていくためには周りの人と上手く付き合っていかなくてはなりません.多職種連携で,自分に足りない・勉強していない専門知識は,その道のプロに聞きましょう.全部自分でやることも大事ですが,ほどよく他人の頭を使いましょう.


みるすきー

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