痙攣とてんかんの違いって何?

知ったかぶりしてました

すいませんでしたぁっ!(初手謝罪安定)
知ったかぶりをしていました.契機となったツイートはこちら.

どや顔で投稿したところ,救急医だったナニカ先生と白石淳先生からご指摘をいただき,私の知識が間違っていることが世に広まりました.いや誤った情報が発信されずにすんで良かったです.ご指摘いただいた先生方,この場をお借りして御礼申し上げます.今日はこの記事で再度正確な情報を提供致します.

痙攣の復習になるよ

さて本家の記事でも修正済みです.痙攣の復習がしたい人は是非,痙攣についてまとめたページがあるのでそちらをご参照ください.

痙攣は全身または一部の筋肉が発作的に不随意収縮することを指します.一方で,てんかんは”種々の原因で起こる慢性の脳疾患で,大脳ニューロンの過剰な放電による反復性の発作を主徴とし,種々の臨床所見や検査所見を伴うもの”と定義されます.つまり,てんかんは原因の主座が脳なわけですね.そして,かならずしも筋収縮だけに限らないので,筋肉のイラストから差し替えました.

今回さらに補足ノートで重積状態についても解説しました.初発の痙攣患者が運び込まれて,その患者が発作を繰り返している・・・.その場合は定義に則って痙攣重積を判断します.まだこの時点では,てんかんとは言えません.その後,痙攣発作を繰り返す場合はてんかんと判断されます.そのてんかんが重積に至った場合にてんかん重積と言います.この段階を押さえておきましょう.

近年,てんかん重積のうちNCSEが注目されています.実は原因不明の意識障害患者がこの疾患に該当する可能性が言われているのです.なので,AIUEOTIPSで鑑別しきれない意識障害や不穏を見たら,NCSEを鑑別に挙げなければならないでしょう.

痙攣とてんかんは時代により定義が変遷してきたそうで,混乱を来しやすい用語です.是非とも,国際抗てんかん連盟(ILAE)のまとめを一読されると良いでしょう.

https://www.ilae.org/files/ilaeGuideline/Definition-2014-Japanese.pdf

みるすきー

タイトルとURLをコピーしました