医師って辛いよねぇ・・・
ずいぶん攻撃的なタイトルをつけてしまいました.健全にドロップアウトする方法なんてねーだろ!
はい,その通りでございます.大抵がメンタルを病み,医療の外の世界に憧れ,しかし自身のスキルは医療以外になく,外に飛び出す勇気がないけれども,仕事を続けているとメンタルが病み(以下,無限ループ)・・・.そこで,今回はドロップアウトしても大丈夫だよ!生きていけるぜ!的な話をしようと思います.
まず自己紹介
もう何度も自己紹介していますが,私は初期研修1年目の1月にドロップアウトしました.新年早々縁起悪いなとか思った記憶があります.上司のパワハラが原因でした.産業医/精神科医に受診して,鬱病と診断され,即休養.その後,何度か復職した時期もありましたが,体調が優れず,この記事を執筆している今も休養中です.いずれは医療職へ復帰するつもりですが,どうせ只休んでいるよりかはリスキリングしたい,他のスキルも身につけたいと,Twitterでの活動やこのブログの開設を始めました.今回はドロップアウトしても,どのように生きていくか考えます.
とりあえず初期研修は終わらせよう
初期研修が終わらないと,医師免許証はただの紙切れです(言い過ぎか?).なにせバイトが出来ないと困りますから,何としてでも,何年かかってもいいので初期研修は終わらせましょう.初期研修が終わりさえすれば,バイトもできますし,医師としての肩書きに信頼性が生まれます.私のように初期研修が辛い人は,まずはゆっくり休みつつ,何年でも食らいついてやるモードに切り替えましょう.早く終わらせようと思うと病状が悪化しますよ.
初期研修が終わっている人は
休んでいる間は,好きなことをして過ごしましょう.そして,第2のスキルを身につける準備をしましょう.何でも良いです.ブログで稼ぐ下地を作るでもいいですし,Twitterでインフルエンサーを目指して,人脈を広げておくのも良いでしょう.密かにYouTubeを初めて,動画編集スキルを身につけるのも良いかもしれません.どれでも言えることは医療以外のことに興味を持ち,参入できる準備をしておくことです.将来,ハードに仕事が出来ない可能性を考えて,いくつか稼ぐ手段を用意しておくことは安心材料になります.とにかく,今は時間があることがせめてもの救いです.体調さえ許せば,この時間的優位を使い倒しましょう.そして,ぽつりぽつりと医療系のバイトをして食い扶持をつなぎましょう.ここら辺の先の話は私は経験がないため,先駆者として尊敬している流浪医たつまる先生をご紹介します.たつまる先生はハイパー外科からドロップアウトし,休養期間を経た後に,訪問診療などのお仕事をされて生活されている先生です.どのように生きるかヒントが隠れている先生の活動には目が離せません.是非,覗いてみてくださいね!
休んでいる間の経済的な負担はどうするの?
精神科疾患でドロップアウトした場合は,自立支援医療制度(精神科通院費が1割負担になる),精神障害者手帳(診断から半年後に申請可能.税金控除や携帯電話料金の割引などの金銭的負担軽減が図れる),傷病手当金(休養期間中,収入の7割程度がもらえる)があります.これらでなんとか凌ぎましょう.また可能であれば実家に戻るのも一つの手です.親のすねをかじるのは申し訳ないですが,しかし病気療養の観点からも良いですし,経済的負担も減るのでご検討ください.
とにかく時間だ!時間を使え!
我々ドロップアウトしたものには時間があります.お金は帰ってきますが,時間は帰ってきません.若くて体力がある今,何にでもチャレンジできる時間を与えられたと思い,ほどほどに頑張りましょう!
みるすきー